シール恐怖症の人間が選ぶ、シール類Tierリスト
突然ですが、私はシール恐怖症です。
(以下、シールの画像が多数。同じ恐怖症の方は心してお読みください)
恐怖症にも様々な物がありますよね。メジャーなものだと高所恐怖症、閉所恐怖症、先端恐怖症etc...、様々なもの、場所、状況に恐怖症が存在します。
高所恐怖症は高い所が怖い。閉所恐怖症は狭い所が怖い。先端恐怖症は鋭く尖ったものに怯えてしまう。
これと同じで、私はシールが恐ろしいのです。昔から。(ちなみにググるとそこそこ記事が出てきます)
いつからかシール恐怖症になったのかは覚えていないのですが、幼少期に、ポケモンのシールが部屋中の壁と床にビッシリ貼られている夢を見てしまったのは覚えています。
夢を見たから恐怖症になったのか、それとも恐怖症になったから夢を見たのか、定かではありませんが...
ともかく、今の私はシール恐怖症なのです。
ノートの科目シールは一度も使ったことがありません。飲み物に貼り付いてるキャンペーンに応募したこともありません。ヤマザキ春のパン祭りに参加することは一生無いでしょう。
ただ、恐怖症の度合いって千差万別だと思うんですね。
例えば高所恐怖症の方であれば「2階から上は全部キツイ」「5階からキツいが飛行機は逆に大丈夫」「建物なら平気だが吊り橋がしんどい」みたいな様々なパターンがあるんじゃないかな?と思うんです。私は高所恐怖症ではないので、この点に関しては想像が入ってしまいますが。
そして、私も一シール恐怖症の人間として、シールについて色々と思うところがあります。きっと苦手なシールも人それぞれなのでしょう。
そこで、この記事では「”私から見た”シールの恐怖度」を種類別にTierリスト(≒恐ろしさランキング)としてまとめることを目標としました。
複数人がTierリストを作成し、それを共有することで「集合知としてのシール恐怖症」が定義される可能性もあると私は考えています。そんな時、この記事がその一助になれば幸いです。
恐怖度の数値化
ここからは、私だけの尺度、独断と偏見で話を進めさせていただきます。
恐怖度を数値化するため、3つの尺度を用意しました。
3つとも☆☆☆☆☆~★★★★★の6段階評価を行います。★が多いほど凶悪です。
①飛んできそう度
定義としては「あるシールが視界に入ってしまった時、そいつが飛来してピタッとくっついてきそう的恐怖をどの程度受けるか」といったところでしょうか。
ちなみに、今回の数値化に際し飛んできそう度はすべて「ぴっちりきっちりと貼られたシール」を基準に評価しています。
「剥がれかけ」ほどシール恐怖症の人間が恐れるシール状態も存在しないのですが、もし剥がれかけの場合飛んできそう度が急上昇して私は死にます。
②足裏不快度
「あるシールが足の裏に貼り付いた時、どのくらいイヤなきもちになるか」が定義です。
紙系シールは剥がしても残りそうなので恐ろしさが上がる傾向にあります。ちなみにそんな状態を考えるだけで死にそうです。
③遭遇率
これはそのまんまですね。私の今の生活での遭遇率です。
そしてTierリストには関係ありません。今回のTierリストはあくまでも「恐ろしさランキング」ですので。一発の重さが重視されたリストです。
前置きが長くなりましたが、恐ろしくないものから順にランク付けをしていきましょう。
Tier 3 平静を保てる
セロテープ
飛んできそう度:☆☆☆☆☆
足裏不快度 :★☆☆☆☆
遭遇率 :★★★★☆
「いきなりシールじゃなくね?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが。まあTier 3はこの程度です。
足裏についてもちょっとめんどいなーくらいですね。もし剥がれかけててもまあそんなに。
ガムテープ
飛んできそう度:☆☆☆☆☆
足裏不快度 :★☆☆☆☆
遭遇率 :★★★★☆
セロテープとほぼ変わらんです。無地のテープなら大体余裕。
ただセロテープにも言えることなんですが、貼付作業を行っている方が腕に何枚もテープ付けてる姿はあんま好きじゃないです。こっちにくっついてきそう感がある。
紙と布だと、剥がし残しの頻度的に布テープのが若干好きですね。
コンビニのテープ(購入確認用)
飛んできそう度:★☆☆☆☆
足裏不快度 :★★☆☆☆
遭遇率 :★★★★☆
何を言っているのか分からないと思いますが、例えばセブンイレブンのテープであれば「セブンイレブンの意思を感じる」ため飛んできそう度が上昇します。コンビニ間の差はありません。
あと足裏についたらちょっと目立って意識しちゃいそう。
食品に貼られることが多いのもアレですね。ホットスナックだと自らの手で剥がさなきゃいけないタイミングもあるし。それとぴっしり貼ってね。粘着面が浮いていてほしくない。
バーコードシール(食品かつ上面に貼られるタイプ)
飛んできそう度:★☆☆☆☆
足裏不快度 :★★★☆☆
遭遇率 :★★★☆☆
主に刺身パックとかによく貼ってあるやつ。情報量は多いですが無機質寄りなので、シール界なら最弱ですかね。剥がす必要がないのは大きいです。たまに浮いてるけど。
剥がす必要が出ると飛んできそう度が上昇し、足裏不快度にも影響を与えます。
まあ、言うてもイヤなので刺身パックの蓋は食事中は自分から遠ざけることが多いです。
Tier 2 心がざわつく
お弁当のテープ(セブンイレブン以外)
飛んできそう度:★★★☆☆
足裏不快度 :★★☆☆☆
遭遇率 :★★★★☆
蓋閉じるのに使うやつ。お弁当のテープは確実に2~4回剥がすことを強要してくるので(剥がさないと食えない)、Tier 3の購入確認用テープよりも恐ろしいです。
そして、皿側にテープが残るように剥がすことはしません。「パック側にテープが残るように剥がし、パックを即自分から見えないところに置く」もしくは「テープだけ全て剥がしてゴミ箱に突っ込んでから食べ始める」の2択を取ります。
セブンイレブンは凶悪なので後述します。
ドアステッカー
飛んできそう度:★★★☆☆(車内側)
足裏不快度 :★★☆☆☆
遭遇率 :★★☆☆☆
電車あるある。最近あんま乗らないですけどね。
ドアステッカーですが、確か「車内側から貼られたもの」「車外側から貼られたもの」の2種類が存在します。前者であればTier 2ですが、後者は飛んできそう度が1段階落ちてTier 3となります。幸い後者が多いイメージ。
前者の場合、ドアに寄り掛かることはしません。多分ステッカーは私の元に飛んできます。
ヨーグルトの蓋
飛んできそう度:★★★☆☆
足裏不快度 :★★★☆☆
遭遇率 :★★☆☆☆
シール類とは少し毛色は違いますが、多分根っこは同じ。
やわらか系ヨーグルトの蓋が最もしんどいですね。踏んだ時がエグそう。なのでヨーグルトはダノン以外食べません。
カップ麺の蓋や、パック寿司の醤油袋にも言えることなのですが、風で飛んでイヤな気持ちになりそうなものは全部捨ててから食事を始めることにしています。
ヤマザキパンのシール(未応募状態)
飛んできそう度:★★☆☆☆
足裏不快度 :★★★★☆
遭遇率 :★★★☆☆
進化前。袋開けるときに剥がれることもないのでTierはこの辺り。
ヤマザキパンは安くてそれなりに美味しいのでよいですね。シールさえなければ。
値札シール
飛んできそう度:★★★☆☆
足裏不快度 :★★★★☆
遭遇率 :★★☆☆☆
ディスカウント製品とかによく貼られてる気がします。無機質系の中ではかなり苦手な部類。
パッケージの上から無造作に貼られた秩序の無さから、貼った人間による「意思」を感じてしまうのでしょうか。
プリンのシール
飛んできそう度:★★★☆☆
足裏不快度 :★★★★☆
遭遇率 :★★☆☆☆
蓋を抑える(?)用途のシール。特に森永の焼プリンに言えることなんですが、シールの粘着面がすでに浮いてる。
なので食べるには「蓋を剥がす→泣く泣くシール面に触れてシール部を取り除く×2」の作業を強いられます。森永の焼プリン、安くてしっかり系で好きなんですけどね...
丸シール
飛んできそう度:★★★☆☆
足裏不快度 :★★★★☆
遭遇率 :★☆☆☆☆
ここまで挙げた粘着物には、どれもそれ自体に情報及び明確な用途が紐付けられていました。
円滑な社会運営のため、情報を表示し、何らかの用途を全うするための一つの手段。そのために粘着物としての形態を取ったに過ぎないものもあるでしょう。言わば社会における役割を遂行するための「手段としての粘着物」です。
しかし、この丸シールは明確に違う、そう私は考えています。
もちろん、丸シールに何か後から役割を持たせることはできます(大きな掲示板を用いた人気投票等が好例ですね、シールの数で票数を表せます)。また、ここまで挙げてきた「手段としての粘着物」、これを意味もなくどこかに貼ることだって当然可能です。
しかしながらこの丸シールについては、「無意味に」貼ることによっても丸シールとして与えられた役割が十全に果たされている、そう考えることはできないでしょうか?すなわち丸シールは生まれながらにして「目的としての粘着物」である、そう私は主張したいのです。
「目的としての粘着物」の役割は貼られることで完了します。粘着物の形態で存在すること、それ自体が役割です。「目的としての粘着物」は貼られる意味を必要としません。
これは、大変恐ろしいことです。
なぜか?貼られる意味を必要としない粘着物がどこに貼られるか、あらかじめ分かるはずがありません。無意味に貼られた粘着物といつ遭遇するかは誰にも分からないのです。例えば電車で何気なくつかんだ手すりにアンパンマンのシールが貼られているかもしれない。例えばマクドナルドで近くに座った女性のスマホにプリクラが貼られているかもしれない。
恐怖症の人間にとって、これがどれほど恐ろしいことか。
文章にして自分の中でも理解が深まりましたが、私は「目的としての粘着物」が非常に苦手です。
そして仮にここまで挙げてきたシール類が「目的としての粘着物」へと変貌しているのを目の当たりにした場合は、この項までで順々に挙げてきた恐怖度よりもずっと強い恐怖を感じるのでしょう。
丸シールは、私の中では「目的としての粘着物」界最弱です。形と模様がシンプルだからだと思います。
Tier 1 視界に入れたくない
お弁当のテープ(セブンイレブン)
飛んできそう度:★★★★★
足裏不快度 :★★★☆☆
遭遇率 :★★★☆☆
弁当テープ界ではこいつだけTier 1入りします。理由はシンプル。簡単にちぎれる。つまり増殖する。
巷ではすごい発明らしいですが、私にとっては悪魔の発明です。「手段としての粘着物」の一つの到達点でしょう。
ペットボトルのシール
飛んできそう度:★★★★★
足裏不快度 :★★★☆☆
遭遇率 :★★★☆☆
「剥がさせる」ことを意識し浮かせて作られたシールは恐怖以外の何物でもない。蓋に貼られてる方が苦手。
懸賞付き飲み物は買いません。
プリクラ
飛んできそう度:★★★★☆
足裏不快度 :★★★★★
遭遇率 :★★☆☆☆
何度か撮ったことはありますが、手元には1枚も残していません。
これは「目的」色が強いですよね。プリ帳とか見せつけられたら失神します。
キャラ物シール
飛んできそう度:★★★★☆
足裏不快度 :★★★★★
遭遇率 :★☆☆☆☆
本当しんどい
キャラクターは意志を持ち、したがってキャラ物シールは意志を持って私の元へと飛んできます。(少なくとも私はそう考えています)
キティちゃんに恨みはありません。あと紙素材が最も苦手で、次いで厚みある系が苦手です。
キョロちゃんシール
飛んできそう度:★★★★★
足裏不快度 :★★★★★
遭遇率 :★★★☆☆
これがキャラ物シールと別枠で恐怖度が高いのは、実家のハサミに貼ってあるからという理由だけです。
GOD Tier 死
ヤマザキパンのシール(応募待ち)
飛んできそう度:★★★★★
足裏不快度 :★★★★★★★
遭遇率 :★☆☆☆☆
完全体。絶望。さっさと皿に替えろ。
ポケモンシール列伝
飛んできそう度:★★★★★★
足裏不快度 :★★★★★★★
遭遇率 :★☆☆☆☆
レベルと攻撃力と守備力が書いてあるやつ。トラウマ。
ポケモンはサンムーンまで全部持ってます。ポケモンは悪くない。夢を見てしまった私が悪い。
ポケモンパンシール
飛んできそう度:★★★★★★★
足裏不快度 :★★★★★★
遭遇率 :★☆☆☆☆
幼少期通っていたスイミングスクールでは個々人に持たされる連絡ファイルがあったのだが、半分くらいのファイルに貼られていた。いくつかのファイルはポケモンパンシールで埋め尽くされていた。脱衣所にシールが散らばっていた。だから本当に飛んできた。踏んだ。トラウマその2。
これ、剥がして交換するために、わざと剥がれやすくなっていたとしか思えない。あと名前とポケモン本体で分裂する分裂型シール。恐怖そのもの。全てを兼ね備えている。
ポケモンは悪くない。
おわりに
Tierリストを1枚の画像にまとめようと思ったんですが、まとめていて少し気分を悪くしたので気が向いたら追記する形で作ろうと思います。
それと「これ入ってないんだがTierどのくらい?」みたいなコメントは大歓迎です。その場合は画像ではなく文章で伝えてくださると助かります。精神的に。(6/18追記)
「俺のランキングはこれや!」ってのも歓迎しております。(6/18追記)
次回は6月に買ったCDのレビューをしようかなと思っています。好きなものを語った方が気分も良いですしね。
では、また次回の記事でお会いしましょう。
Tier 4 むしろ好き
半額シール
私も資本主義の犬ですので。半額には逆らえません。
では、また次回の記事でお会いしましょう。